第8回円錐新鋭作品賞 編集部より

第8回です。

今回は72編のご応募をいただきました(第1回47編、第2回40編、第3回58編、第4回46編、第5回67編、第6回63編、第7回79編)。

2023年7月に、澤好摩が急逝。新鋭作品賞の開催のみならず、弊誌「円錐」の継続についても見直さなければならないような大事件でした。
同人たちは、集い、話をしました。そして、円錐を発行し続けることに決めました。
新鋭作品賞も、続けます。
俳句を書く人の発表の場、その多様性に寄与するために。そして、まだ見ぬ優れた一句に出会うために。「新鋭作品賞、もうちょっと続けてみよう」。澤さんは、亡くなる前の年に山田にそのように告げていました。

特別審査員として、小林恭二さんをお迎えすることができました。
合計1,420句(20句70編、多行10句2編)を読み評価するというお引き受けくださいましたことに、心から感謝申し上げます。

募集条件は、未発表の20句(多行作品は10句)。作者の俳句歴や年齢などの条件、一切不問。審査の上、20句を対象に、第一席から第三席までを選出。句単位での顕彰は、5句。
ご応募くださいました皆様、そして、募集情報の拡散などにご尽力くださいました皆様に、あらためて感謝と敬意を捧げたく存じます。                      (円錐編集部・山田)